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呼応の変化を読み分ける [技術]

 呼応の変化を読み分ける

 『きつねの窓』の授業を進めている。

 主人公の視覚で、きつねの呼び方が変化している。
 これは、主人公の感情の変化でもある。

 「白ぎつね」
   ↓
 「子ぎつね」
   ↓
 「きつね」

 これらは、どう読み分けるか。

表現読みの技術 『わらぐつの中の神様』 [技術]

 
表現読みの技術

『わらぐつの中の神様』の表現読み

 前と後が重要

  前 その台詞をいう前のリアクション
 
  中・いい方
   ・表情  →これらを組み合わせる。
   ・動作

  後 台詞をいった後のリアクション

 普通、前後を意識することはまれである。

 誰に向かっていうか
 演劇の場合、相手以外に観客がいる。
 ・相手を見る
 ・観客を見る
 ・独り言
 ・視線を他に向ける
 これらを意識するようにアドバイス。

 以上のことをふまえて練習するとうまくなる。

 

緩急 [技術]

 
 緩 急(スピードの変化)

スピードを変えることができると、読みが立体的になってきます。
メリハリがつきます。
『スイミー』の一節です。

 ある日、おそろしいまぐろが、おなかをすかせて、すごいはやさでミサイルみたいにつっこんできた。

【ある 日】 ゆっくり、「日」で1回切ります。
【おそろしい まぐろが】 ゆっくり読みます。
【おなかを すかせて】少し速くします。
【すごい はやさで みさいるみたいに つっこんで きた。】一気に速く読みます。
 スピードを変化させることで、緊迫感が出てきます。

強調 [技術]

 
 強 調

 どの言葉を強調するか 表現が違ってきます。
 その言葉(キーワード)を光らせます。粒立たせるのです。
 そうすることによって、思いが伝わります。
 『スイミー』の一節です。

 一口で、まぐろは、小さな赤い魚たちを、一ぴきのこらずのみこんだ。


 どの言葉を強調しますか。  
 「一口で」「まぐろは」「小さな赤い 魚たちを」「一ぴき のこらず」「のみこんだ」
 それぞれの言葉を強調して、音読してみましょう。
 キーワードが違えば、表現も違ってきますね。

強弱をつける [技術]


  強弱をつける

 
 「強弱をつけなさい」といっても、つけられません。
 子どもの意識改革が必要です。
 自分ではしているつもりでも、聴き手にとってはそのように聴こえ
ないのです。
 聴き手にどう聴こえるか を意識させる必要があります。

 

 よが あけました。
 あさの 光を あびて、
 やぶの 竹の はっぱが、
 「さむかったね。」
 「うん、さむかったね。」 
 と、ささやいて います。



 『ふきのとう』の一節です。
 極端に声の大きさを変える必要があります。
 「寒い(暑い)」            
 大きな声で「寒い」
 内緒話のような声で「寒い」

 これくらい変化させましょう。
「竹やぶの 竹の はっぱが、」
「さむかったね。」
「うん、さむかったね。」
と、ささやいて います。
 これくらい差をつけます。

 小さな声を出させるときは、「内緒話の声」という指示が有効です。

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