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『かさこじぞう』 「おお」 [表現読み]

 

 表現読み『かさこじぞう』 「おお」

  「おお」を取り上げる。
  台詞の前後が大切。
  前 「おお」 後

  そうすると、「おお」という台詞が立体的になる。
  (例)
   落ち込んで下を向いている。
    ↓
   「じいさま~」といわれ、ばあさまの方を見る。
    ↓
   話を聴く。
    ↓
   表情がだんだんかわっていく。
    ↓
   「おお」
  
   「おお」という前に、表情の変化をつけ加える。
   相当高度な活動である。
   しかし、できてしまうところがおもしろい。
   
  


『かさこじぞう』 じいさま 5つの台詞 [表現読み]

 
  表現読み 『かさこじぞう』 じいさまの台詞

   じいさまのセリフ。
   音読で、心情の変化を表現させる。
  
  「おお、お気のどくにな。さぞつめたかろうのう。」
        ↓
  「こっちのじょぞうさまは、ほおべたにしみをこさえて。それから、
  このじぞうさまはどうじゃ。鼻からつららを下げてござらっしゃ
  る。」
        ↓
  「そうじゃ。このかさこをかぶってくだされ。」
        ↓
  「おらのでわりいが、こらえてくだされ。」
        ↓
  「これでええ、これでええ。」
  
   5つのセリフを、1つずついわせる。
  
  
   ●「おお、お気のどくにな。さぞつめたかろうのう。」
   ・近寄っていう。
   ・離れていう。
   距離の違いは、大きな違いを生み出す。
   音読ががらっと変わった。
   地蔵様に近寄り声をかけるのが、一番よかった。
   一番感じが出ていた。
  「ぱっと見ていったのか、よく見ていったのか」
   ・ぱっと見ていってみよう。
   ・よく見てからいってみよう。
   ※後者の読みがよい。
   
  「1人の地蔵様を見ていったのか、6人見ていったのか」
   →ほとんどの子が6人と答えた。
  「6人見てからいおう」
   音読の前に、目の表現が入る。
   がらっと変わる。
  
   ●「こっちのじょぞうさまは、ほおべたにしみをこさえて。
     それから、このじぞうさまはどうじゃ。鼻からつらら
     を下げてござらっしゃる。」
  
   全部正面を向いていっている子が多かった。
   「向き」を指導する。
   6人見回した後、焦点化する。
   「こっち」で、1人、「この」で向きを変える。
  
   つまり、最初から3方向に向きを変えるのである。
  
   「おお~」と「こっちの~」セリフを連続していわせる。
   距離と向きを考えて音読させる。
  
   ●「そうじゃ。このかさこをかぶってくだされ。」
   いろいろな氣づき。
   ・大きな声で叫ぶように
   ・声を小さく
   ・喜んで
   ・その他いろいろ
  
   ●「おらのでわりいが、こらえてくだされ。」
  
   地蔵信仰について、若干の説明。
   いろいろな「わりい」「こらえてくだされ」
  
   ●「これでええ、これでええ。」
  
   これも、いろいろないい方をさせる。
  
   
   ★読解 『かさこじぞう』
   じいさまの行動、変化。
   ・地蔵様を見たとき。
  
  
   見る前
   ・もちこを買うことができなくてがっかり。
   ・ばあさまになんていおう。
   ・ばあさまが悲しむだろう。
   ・ばあさまに怒られるかもしれない。
   ・かさこがうれなくてしよんぼりしている。
   ・約束が守れなかった。
   ・どうしよう。
   などなど。
  
    見たとき
   ・寒そう。
   ・かわいそう。
   ・冷たくてかわいそう。
   などなど。
  
   「お気のどく」なのは、地蔵様がじいさまか。
  「笠が売れなかったじいさまの方が『お気のどく』ではないのか?」
  
   多くの子が、地蔵様のほうが「お気のどく」だといった。
   はたして?
  
  


『きつねのおきゃくさま』表現読み+読解 [表現読み]


 『きつねのおきゃくさま』
 表現読み。
 解釈&表現、表現&解釈
 だいおんどく( 題の音読 )。

 きつねの変化を、音読で表現する。
 題『きつねのおきゃくさま』を音読する。
  1 「悪いずるいきつね」で「きつねのおきゃくさま」
      ↓
  2 「やさしいきつね」
      ↓
  3 「親切」
      ↓
  4 「かみさまみたい」

 4段階変化。
 ・声
 ・いい方
 ・表情
 ・視線
 これら4つを変えて表現する。

 ★表現読み 2 おおかみのセリフを音読する。
「こりゃ、うまそうなにおいだねえ。ふんふん、ひよこに、
 あひるに、うさぎだな。」

 見本を見せる。
 ・目
 ・表情
 ・いやらしいいい方

 5通りほどおこなう。

 それから、一人ひとり音読させる。
 いきなり、発表である。

 かなり表現力が育ってきているように思う。
 今日のチャンピオンは、Nくん。
 ばつぐんにうまかった。

 ★読解  『きつねのおきゃくさま』  

 ※時間の関係でできず。
  しようと思っていたこと。
 イメージする。
 中身を考える。

 おおかみ
 ・以前きつねと戦ったことがある。
 きつねに負けたことがあるか。
 何を考えていたか。
 このおおかみは、弱いのか。
 いつもきつねは、こんなに強いのか。
 なにがきつねを強くしたのか。
 勇氣だけで勝てるのか。

『きつねのおきゃくさま』 ポイント解説 [表現読み]

 本時のメインは、第2場面。

 教師の音読
「登場人物はだれですか」
 ・きつね
 ・ひよこ
 ・あひる
 もっと、さっといわせたい。
 
 次のような問いも考えられる。
「新しく出てきたのは、だれですか?」
 ひよことあひるは、どう違いますか?
 ひよことあひるの、きつねの見方は同じですか、違いますか。

「どんなきつねか、どんなひよこか聴くからね」
 ちょっと意味が伝わっていなかったかもしれない。
 Hくんに音読させる。
 一文読む。
 他の子は、追い読み。
「あるひ、ひよこが、さん歩に行きたいと言い出した」(Hくん)
「あるひ、ひよこが、さん歩に行きたいと言い出した」(みんな)
 Hくんの音読は抜群にうまい。
 いたずら坊主(笑)と思えないすばらしい読みだった。

「だれの台詞か」
 会話文の上に、「ひ」(ひよこ)、「あ」(あひる)、「き」(きつね)
 を書く。

 小題をつける。
 →「あひるの登場」

 「(第2場面は)いつですか」 →「ある日」
 「どこで」→文には書いてないけど「森」
「なんできつねは、(ひよこのあとを)ついていったのか」
 ・もしかしたら逃げるかもしれないか。
 ・逃げないように心配でついていった。
 ・見はっている。

 このへんは、話し合わせるとおもしろい。
 きつねの感情、そして変化を問うとおもしろい。

 【ひよことあひるの会話】
 どのようにいったのかを問う。
 ・あひるは、困っている。
 ・疲れている。
 ・ひよこは、やさしくきれいに。
 ペアで音読。
 役割分担読み。
 ひよこ役の子、あひる役の子。
 ※地の文は担任、きつねは、私。
 一斉よりも、ペアで読ませた方がよかったように思う。

 【どうして5回も】
「きつねは、どうして「親切なきつね」と5回もつぶやいたのか」
 指名なし発言による話し合い。
 ・「親切」とはじめていわれたから。
 ・「やさしい」とはいわれたけれど、「親切」とはいわれていないから。
 ・「親切」といってもらったことがないから。
 ・「親切」といわれてうれしかったから。
 などなど。

 このへんは、教師の働きかけによって深めたいところである。
 ポイントは、
 ・回数
 1回ではなく、3回でもなく、5回。
 ・いい方
 どんないい方をしたのか。
 1回目~5回目まで同じか、1回ずつ違うのか。
 だれに向かっていったのか。
 うれしくていったのか、じぶんをほめるためにいったのか。
 驚きから、喜びに変わったのか。
 などなど、
 「親切なきつね」×5の音読をさせるとおもしろいと思った。
 
 ★音読
 音読からは入る。
 いろいろな読み方をさせる。
 教師のまねをさせる。
 題名
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ きつねのおきゃくさま ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 この題をどう読むか。
 子どもたちは、さらっと読んでしまう。
 あまりというか、何も考えないで読んでしまう。
 私が読む。
 まねをさせる。
 音読の声を意識させる。
 ・最初のころにきつね ずるい、悪いきつね
  「おきゃくさま」は、自分の食べ物
 ・「やさしい」「親切」といわれたころのきつね
 ・「かみさまみたい」といわれたときのきつね
 それぞれ、音読させる。
 基本的には、教師のまねをさせる。
「この題のきつねは、どのきつねですか」
 1 ずるい 悪い 最初のころのきつね
 2 「やさしい」「親切」といわれるようになったきつね
 3 「かみさまみたい」といわれたときのきつね

 ほとんどの子が「3」を支持した。

 第3場面までおんどく。
 杉渕流の音読、楽習である。
 爆笑の連続。
 いろいろな読み方をさせる。
 同じ台詞を3通り、5通りの音読で表現させる。

 変化を追っていく。

 悪いきつね
   ↓
 「やさしい」
   ↓
 「親切」
   ↓
 「かみさまみたい」

 
 や ひよこ───────────────→ま
 せ                     る
 て                     ま
 い    あひる────────────→る
 た                     太
                       っ
          うさぎ────────→て
                       き
                       た

 ・ひよこは、きつねのことを疑っていない。
 ・このひよこじゃなかったら、きつねに近づかない。
 ・あひるは、最初信じていなかった。疑っていた。
  だんだん信じるようになった。
  1回だけではなく、何回も親切にされて変わった。
 ・その他いろいろ

 こんな感じで、授業を進めていった。
 子どもたちは、かなり集中していた。


 ●基本を押さえる
 前時の復習をばっちりさせる。
 教材のある部分をブランクにする。
 ※色画用紙で言葉をかくす。
 その言葉を当てさせるのである。
 クイズ形式なので、子どもは楽しんで取り組む。

 ●基本を押さえる 2
 だれが何をいったのかを確認する。
 簡単そうで簡単ではない。
 わかっているようでわかっていない。
 たとえば、次である。
「こりゃ、うまそうなにおいだねえ。ふんふん、ひよこに、
 あひるに、うさぎだな。」
「いや、まだいるぞ。きつねがいるぞ。」
 という部分である。
「いや、まだいるぞ。きつねがいるぞ。」は、狼の台詞だと思っている
子がいる。
 一度確認したくらいでは、すぐ戻る。
 狼→きつね→狼
 この台詞を狼がいうか、きつねがいうかは、えらい違いである。
 きつねの台詞であることをきちんと押さえる必要がある。
 ・言葉で押さえる。
 ・言葉以外で押さえる。
 今回の場合は、音読で押さえた。
 役割を決め音読させたのである。
 ・狼
 ・きつね
 こうすれば、だれの台詞かはっきりする。
 読む練習をする段階で、はっきりする。

 ●変化を押さえる
 
 さかのぼり(時代をさかのぼる)
 今は「かみさまみたい」
「その前は?」
 「とても親切」
 「やさしい」
 を引き出す。

 カードを並べる。

 「やさしい」

 「とても親切」

 「かみさまみたい」

 『どれが一番やさしくなったときですか』
 1つひとつ押さえていく。
 視覚的にわかるように、ハートのマークをはる。
 「かみさまみたい」のところに、特大のハートマーク(赤)をはる。
 「とても親切」のところに、小さなハートを2つはる。
 「やさしい」のところに、小さなハートを1つはる。

『この前は?」
 ・食べようと思っていた。
 ・がぶりとやろうと思っていた。
 ・悪いきつね
「前」のところは、青いハートをはる。
 変化を視覚的に押さえた。
 ※新採の先生である。
 
 ●高度!
 変化をとらえさせる高度な技を見た。
 ちょっと見落としてしまいがちなところである。

 「やさしい」→「とても親切」→「かみさまみたい」
 
 「やさしい」のところ→やさしく「食べさせた」
   ↓
 「かみさまみたい」 →かみさまみたいに「そだてた」

 「そだてる」の中身をイメージさせたのである。

 キーワードに着目させる&変化。
 キーワードから、イメージを広げる。
  理解→解釈
 という王道である。
「どんなことをして育てたの?」
 子どもたちは、次々に発言する。
 「そだてた」という言葉を根拠にする。
 そこからイメージする、想像する。

 ●音読の重視
 声を出す、音読する、大切なことである。
 解釈→表現、表現→解釈
 声を出して読むことで、理解が深まる。
 イメージがふくらむ。

 ●指名なし発言
 同時にたくさんの子が立ってしまい、進まない。
 他の子の発言を聴いていない。
 このような状況があった。
 聴いていない子もいた。
 まだまだ、初期の段階なので仕方がないと思う。

 聴く態度の養成が課題。
 

 『スイミー』 初期の指導 [表現読み]

 『スイミー』 初期の指導
まずは「ひろ~い」の限定指導。
高杉,いえ高過ぎ。
声を落としていく。
しかし,今度は下がる。
微妙なコントロール。
「先生の声,聴いて!」
モデルを示して,マネをさせる。
「分からない人?死んでるね。」(笑)
男女別でも。
だんだんと良くなっていく。

「小さな魚の兄弟たちが楽しくくらしていた。」
だんだん大きくしていく。
「小さな」は「ち~さな」になりやすい。
「ちぃさな」という感じの方がイイ。
「魚の」のところからクレッシェンド!!
すると「楽しく」がら怒鳴り声!w(@。@;)w
そこで「リズム」でもっていく。

「みんな赤いのに1ぴきだけはカラス貝よりも真っ黒」
「マツオタカシは真っ黒」(笑)
(ブラックスーツ&ブラックタートル,カラス貝スタイルでした。(^^;))
「泳ぐのは誰よりも速かった。」
音読モデル→マネというスタイル。
グングンスピード感が増す。

「名前はスイミー」
「名前は」で
「ジャカ!ジャカ!ジャカ!ジャカ!ジャン♪」
「スイミ~!」

『きもち』 [表現読み]

  「きもち」 さくらももこ  
  やさしいきもちは 
  ふわふわしてる。
  こわいきもちは 
  ぶるぶるしてる。
  さみしきもちは 
  ぼそぼそしてる。
  うれしいきもちは 
  ぴょんぴょんはねる。
 
 音読で見本を見せる ちょっとやってみましょう
 「きもち」を音読してみましょう。
 「なんでやらないの?」と怒らない 「別に」って言え
 1日でできることを100日でする
 「どんなやさしいですか」
 食べものをくれる(笑)、困っているときに助けてくれる
 ちょっと書いてみてください
 ・どんっとぶつかっていっても受け止めてくれる
 誰に対して?自分?
 ・困っているときそっと助ける
 ○か×かじゃなくて、どっちもある
 湧氣教育をやってもキャラクターは変わらない
 西村先生には人間的には勝てない 東井義男先生直系の先生
  オーラがある
 近くの人とどんなやさしいかを表現してみる
 これは解釈です 国語はつまらないと思っている子どもたち
 どんなやさしさか?じゃあ、やってみよう
 キムタク 武田鉄矢で 見ないよりいいじゃないですか
 表現ですが「ふわふわ」を近くの人でやってみてください
 ×家庭不和不和 これはやめてくださいね
  家庭ふわふわ
 バカあほ死ね 気持ちもないのに表現している
 繊細な神経ができてくる
 どんなふわふわ? セーター 羽毛ぶとん 1万円の羽毛布団 
 3万円の羽毛布団 百万円の羽毛布団
 微妙な違いがわかるのは、感性
 感性がないとわからない。
  

『つくしだれの子』 [表現読み]

 『つくしだれの子」
 声が軽くなってきたところで、『つくしだれの子』に入る。
 教材が変わると、読みが元に戻ってしまう。
 スローになってしまう。
 教師のまねをさせる。
 なんどかやって、先ほどのスピードまで戻す。
 もどったところで、いろいろな「つくし」を表現させる。
 ・小さな赤ちゃんの「つくし」
 ・大きくなった「つくし」
 ・たーくさんの「つくし」
 ・とってもきれいな「つくし」
 などなど。
 声で表現させるのである。
 このへんは、聴いていただきたい。
 一つつひとつの読みがおもしろい。

 「つくしのぼうやは目がさめた」のあと「パッチン」をつけ加える。

表現読み『アレクサンダとぜんまいねずみ』 [表現読み]

  ★『アレクサンダとぜんまいねずみ』
   表現読み。
   「たすけて」といっているのはだれか?
   どのくらいねずみをこわがっているのか?
   お皿などは、女の人が投げたのか?
   など、途中で聴きながら音読させる。
  
  「たすけて! たすけて! ねずみよ!」
  ひめいがあがった。
  
   どう読んだらいいか。
   最初の音読。
   悲鳴の感じが出ていない。
   悲鳴の説明。
   そのあと練習。
   「悲鳴」がわかると、急によくなった。
   甲高い声で、「たすけて!」というようになった。
  「キャーッ」といってから「たすけて!」をいう子も出てきた。
   ねずみは近くにいるのか。
   ・はなれたところにいる。
   ・近くにいる。
   ・服の中に入った(笑)。
  



   ★表現&解釈  『アレクサンダとぜんまいねずみ』
   
   P64~65を読み聴かせ。
   次の一文を授業する。
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ┃ アレクサンダは、ちっちゃな足の出せるかぎりのスピードで、
  ┃あなにむかって走った。
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
   この部分について、発言する。
   ・アレクサンダは、すごいスピードで走った。
   ・人間に追いかけられて、こわいから走った。
   ・捕まると殺されちゃうから必死に走った。
   ・人間ににくまれている。
   ・人間はねずみがきらい。
   ・お皿に当たったら、死んでしまう。
   ・死ななくても、当たったら大けがする。
   ・人間に捕まらないように、一番速いスピードで走った。
   ・これは、はじめてのことじゃない。
   ・今までにも、捕まりそうになったことがある。
   ・えさをとりにいくから、何回も見つかりそうになったことがある。
   ・速く逃げないと、捕まってしまう。
   ・心臓がどきどきしていたと思う。
   などなど。
  
  

表現読み『カレーライス』 [表現読み]

 表現読み
 感情を表現する。
  大樹の台詞  「ひどいよ、そんなの」
  母親の台詞  「タイちゃん、タイキ」

「ひどいよ、そんなの」
 一人ひとりいわせる。
 2周目は、お題を出す。
「ものすごく怒って」
「くやしくてくやしくて」
「悲しそうに」
「テーブルを、ばんとたたいて」
 などなど。

「タイちゃん、タイキ」
 ※他のところは、「大樹」となっている。
 どうして、ここだけカタカナで書いているのか?

表現読み『あなたへ』 [表現読み]


 『あなたへ』の授業

 音読(表現読み)

 感情、氣持ち → 伝える
 
やったあ
 と叫んでください

 解釈
 ・「言う」と「叫ぶ」はどう違うのか。
 ・「叫ぶ」の方が…
   思いが強い。
   2倍くらい。3倍くらい~100倍くらい。
   思いが伝わる。
 表現
   言葉だけでなく腕を上げる。
   体全体で表現する。
   ジャンプする。
   ガッツポーズする。
  ・初めてできたという感じ。
  ・目標を達成したとき。

  だれが…叫ぶのか

  たとえば、どんなときか
   ・例示 アテネオリンピックで金メダルを取ったとき
  
  自分自身
  何かを見て
  何かを応援して

  意識しているのか、自然に声が出てしまうのか。

  伝えるのか、伝わるのか。

 
 何周も

 表現読み「やったあ」の部分
 もう、恥ずかしがる子はいない。
 ・ガッツポーズして「やったあ」
 ・ジャンプして「やったあ」
 ・ハッスルポーズで「やったあ」
 ・にこっとして少し押さえて「やったあ」
 ・両膝をついて(ゴールを決めたいシーンのように)「やったあ」
 などなど。
 おもしろい。
「じゃあ、2周目ね」
「えっ、もう1回やるの?」
「当然でしょう。あっ、もう2回ね」
「ええーっ」
 3周やる(笑)
 1回目自由、2回目かわいらしく、3回目自由。
 おまけとして、応援団バージョンをやらせる(4回目)。
 どの子も大声を出した。
 5年生はいったい何をやっているのだろう(笑)

 いろいろな表現

 いろいろな表現がある。
 言葉だけでなく動きをつける子が多かった。
 おもしろいねー。

 「あああ とくやしがってください」の部分を解釈させる。
 ・くやしいのはどんなときか(子どもたちが出した問い)
   負けたとき、失敗したとき、ふられたとき
   努力したのに結果がよくないとき
   応援している人が負けたとき
   その他いろいろ
 ・くやしいとがっかりは、どう違うか。
  「あああ」これは、がっかりしたときもいうので。
 比較することによって、単独では見えなかったことが見えてくる。


 「あなたへ」
 表現読み


 「やったあ」「あああ」「わあ きれい」の部分をアレンジ。
 班ごとに割り当て読ませる。
 たとえば、1班が「やったあ」の部分を担当する。
 一人ずつ読むのである。
「やったあ」
「やったあ」
「やったあ」
「やったあ」
 それぞれ独自のいい方で表現する。
 そのあと、クラス全員で「と 叫んでください」をいう。

 指名なし発言
 「わあ きれい とうっとりしてください」のところを取り上げる。
 氣がついたこと、考えたことなどをいう。
 今回は、イメージがたくさん出された。
 ・夜空のきれいな星を見て、銀河を見て
 ・透き通った海の中、たくさんの熱帯魚を見て
 という感じである。

 表現読み
 最後に表現読み
 私がお題を出す。
「星空の銀河を見て」
「わあ きれい とうっとりしてください」(子どもたち)
 同じようにやっていく。
「海の中、きれいな熱帯魚を見て」
「きれいな女優さんを見て」
 というように。
 最後に
「杉渕先生を見て」
「わあ きたねー」(爆笑)

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