へーんしん
音読指導がうまくいかないと、相談を受けた。
「うまく指導できないんです」
「杉渕先生のようにはできません」
「私まじめなんです」
まじめな先生は、指導が堅くなる。
授業がつまらなくなる。
子どもがのってこない。
子どもがやる氣にならない。
「女優になってください」
私はいった。
「?」
「素ではできないかもしれません。では、演じたらどうですか?」
「音読の先生役を演じるのです」
「女優さんは、天使にも悪女にもなれますね。あれです」
素でだめなら、役をつくればいい。
このようなことをアドバイスした。
・へーんしん
これが、キーワードである。