『きつねの窓』表現読み [表現読み]
『きつねの窓』表現読み
『きつねの窓』の音読を発表することにした。
SFコラボで発表。
その予告をする。
方法
・一人一文ずつ読んでいく。
そのときによって、読むところが変わる。
・班で分担する。
分担箇所を固定しない。
固定する。
子どもたちが選んだのは、「班で分担、固定」だった。
なるほど。
何を選ぶか?
選び方に、育ちがあらわれる。
深澤学級は、難しいことに挑戦する。
「簡単なのと、難しいのとどっちがいい」
全員が後者を選ぶ。
ちょっとやりすぎとは思うが(笑)
今回は、「班で分担、固定」でいくことにしよう。
久しぶりの『きつねの窓』
どのくらい読めるか。
発表させた。
ちょっと練習→発表。
1班、全員そろって読む。
ただ読んでいるだけに近い。
思いが伝わってこない。
工夫が感じられない。
2班、教科書から目がはなれている。
視線を移動させている。
こんな感じで、評価していく。
2班のところで、かぶせの指導。
「あれ?」
一しゅん、ぼくは立ちすくみました。
この部分をかぶせる。
つまり、「あれ?」と同時に、「一しゅん~」を言わせる。
こうすると、臨場感が出る。
なかなかうまくいかない。
タイミングが合わない。
私が見本を見せる。
その子が、練習。
よくなった。
別人の読みになった。
「ああ、そこは~」の部分を読んだ子を指導。
「ああ」が、ただ読んでいるように聴こえる。
この「ああ」は、どんな「ああ」なのか。
驚きか、感動か?
それを、「ああ」で表現しなければならない。
しかし…うまく読めない。
一度はまってしまうと、読みが固定してしまう。
みんなで同時に読む。
その子を手伝うのである。
いろいろな「ああ」が出てきた。
あとは、その子が選べばよい。
このような感じで、指導を入れていく。
ある子が、うまく読めなかった。
笑った子がいた。
※冷やかしわらいではない。
思わず笑ってしまったのである。
しかし…私はあえていった。
「今、Yさんの頭、心、体がばらばらなのです」
こう読みたいという思いは十分あります。
このように読もうと考えています。
それが、口に伝わっていないのです。
だから、ずててしまうのです」
見えない部分は、教師の解説が必要。
そうでないと…
「Yさんがつっかえた」
程度の認識で終わる危険性がある。
音読の場合、ずれを生じる。
思っていても、そのまま表現できるとは限らない。
心…こう読みたいという思い。
頭…このように読もう。
体…言葉
が一致しないと、うまくいかない。
「できない」のではない、ずれているのだ。
まだ、心・頭・体が、一体になっていないのだ。
そのことを、子どもたちに伝えた。
2010-01-31 19:21
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